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後梅神社(おぞめじんじゃ)


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【後梅(おぞめ)神社】は、日向川沿いの切り立った崖上に形成された後梅集落に鎮座します。
この集落は東向きの傾斜地に耕地が拓かれ、畑作や焼畑農業を主としていたようですが、大正12年に竣工した用水路工事の完成に伴い、黄金に輝く稲穂の実りが集落を活気づかせたのだそうです。
 
 町の中心部からの車道の開通や集落内の道路の整備など多難を極めたようですが、集落内の方々の団結がそれらを克服したと聞いております。
 
 【後梅神社】のご祭神は菅原道真公でご神紋はやはり梅鉢です。こちらも天神さん。
町史によりますと、江戸期には集落内に在ったものを集落最上部の山頂に昭和40年代に建て替え、昭和30年代までは宮神楽を奉納していたそうです。
 
 本来、宮神楽とは宮中で行われる「御神楽」を指します。私たちが知る雅楽の調べが響き渡るものです。 
 さらに、ドンドンドンと三つずつ区切って打つ太鼓の独特な打ち方に特徴を持つとされます。囃子は神社で神職の方々がご祈祷時に演奏されるものによく似ており、太鼓・大太鼓・竹笛・チャッパを用います。
 
 チャッパとは、古くから仏教儀式での鳴り物とされている「銅鈸子(どうばつし)」「銅拍子(どうびょうし)」のことです。歌舞伎でもよく使われます。
 
 後梅集落で舞われていた神楽を、天神さんのお宮で舞うあるいはお宮に奉納するという意味で単純に「宮神楽」というのか、上記の特別な神楽のどちらなのかは、断言し公にするだけの確証を提示できませんので現時点では判りません。
 
 強いて言うならば、この集落は「小崎」「横迫」「大瀬」の各集落とのつながりが深く、様々な生活面での共通部分も多いことから、流入する文化の形にも大きな共通項があることが推測の材料になるような気がします。
 
 【後梅神社】下に数基の庚申塔があります。
庚申塔は、悪疫などの侵入を防ぐために村境や三叉路に建てられたもので、中国の道教に由来します。
 
 神社下の庚申塔は、刻像庚申1基、刻字庚申1基、無名2基でした。
ここ西臼杵一帯の庚申塔に刻まれている文字には「猿田彦」という神名が多くあります。天降る瓊瓊杵尊一行に道案内をしたと古事記神話の中にある神です。このことから「道祖神」としての神威が知られています。
 
 「庚申縁起」によれば、60日ごとにまわってくる庚申の夜に、人の体内にいる三尸(さんし)の虫が天に昇ってその人の罪や禍ちを天帝に告げるため、天帝の判断により生命が縮まります。なので、人々は「講」を結んでその夜は眠らず身を慎んで過ごし延命招福を祈念するのだそうです。
 
 日本では平安・鎌倉時代にはすでに盛んだったようで、「枕草子」や「大鏡」などに記述がみえます。さらに、仏教や庶民の信仰が加わり、江戸時代には全国の農村などで大流行したようでした。
 
 余談ですが、「庚申」について少々。
むかぁしむかぁし或る処に云々。。。(笑)
 
 道教の教えによると、魂(コン)、魄(ハク)、三尸(さんし)という三つの霊が人間の体内には宿っているのだそうな。
 
 人が死ぬと、魂(コン)は天に昇り、魄(ハク)は地下に入るんだと。が、残りの三尸(さんし)がいけません。
 三尸は宿主が死んだ後は自由に遊び回れる存在だそうで、自由気ままに遊びまわれるらしいのです。なので、早く宿主が死ぬのを待ち望んでいるらしい。。。
 
 しかも、旧暦で60日に一回巡ってくる庚申(かのえさる)の日に三尸は宿主の体内を抜け出せるのだそうな。ゆえに、天に昇って天帝に宿主の日頃の行状を報告する役目も負っているそうな。その報告によっては宿主は寿命を短くされるらしい。
 
 この三尸がなかなかの曲者で、宿主が翌朝に目を覚ます前には体内に戻っていて、宿主には全く気づかれないままだというからどうしようもない。
 
 宿主は、あることないこと告げ口されて寿命が縮まってしまうというからとんでもないお話。
 そこで、庚申の日になる前日から集団で徹夜すれば三尸は体内から出られないと宿主たちは考えた。
 
 でっ、この集団での徹夜集会を3年間18回続けた記念に建立したのが庚申塔なのだそうです。
 正式には「庚申待ち供養塔」といいます。
(情報提供:日之影町の神社さん)

場所/ 〒882-0402 宮崎県西臼杵郡日之影町岩井川3958−1


[記事公開日]2016/11/16
[最終更新日]2016/11/20


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